今回は小説からのコミカライズ作品を3点紹介します。
題名 :不可触領域
著者 :田辺節雄(画) * 半村良(原作)
Data :講談社 コミックノベルス1
目録 :青年コミック/た行
高木彬光「刺青殺人事件」や平井和正の「ウルフガイ」シリーズもラインナップされていた、講談社・コミックノベルスの1冊。
SF陰謀ものといったらいいのかなあ。展開はミステリタッチで、かなり読み応えのあるコミカライズになっています。
原作の持つ元々の面白さというのもあるのでしょうが、今回紹介する中では、ぼく個人の評価はもっとも高い作品です。
題名 :犯人当てコミック ミステリークイズ(全2)
著者 :菊川近子 (原作は岡嶋二人)
Data :講談社 KCBL
目録 :少女コミック/か行
カバーにはありませんが、各エピソードの扉に岡嶋二人のクレジットがあります。
オリジナルは岡嶋の短編集「ちょっと探偵してみませんか」で、収録作の一部をコミカライズしています。
そのほか、ノンシリーズ短編も併録。
岡嶋、菊川両者のファンと、ミスコミ&コミカライズ好きは押さえておきたいですね。
題名 :覆面作家は二人いる(全4)
著者 :美濃みずほ(画) * 北村薫(原作)
Data :角川書店 あすかコミックス
目録 :少女コミック/ま行
北村薫の人気タイトルのコミカライズ。
3巻まではとても完成度が高く、お薦め度も高いです。
ただ、とりあえずの完結後、しばらく時間をおいて新規連載となった4巻収録分は、絵柄が変わっただけでなく、ちょっと大変なことになっています。
4巻は別ものと考えていただいたほうがいいかもしれません。