2010年05月16日 (日)
●毎日jp :本格ミステリ大賞:小説部門は歌野晶午氏と三津田信三氏
本格ミステリ作家クラブ(辻真先会長)の会員の投票で決まる第10回本格ミステリ大賞の開票が15日、東京都内で行われた。小説部門は歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム2.0」(講談社)と三津田信三さんの「水魑(みずち)の如(ごと)き沈むもの」(原書房)、評論・研究部門は谷口基さんの「戦前戦後異端文学論」(新典社)に決まった。
まずは受賞したお三方にはおめでとうございます。
歌野晶午は、あまり評価の高くなかったデビュー当初から応援していました。
なので、休筆時には寂しい思いをしたものですが、復活後に評判を取った『葉桜の季節に君を想うということ』『女王様と私』が肌に合わず、なんとなく先々同じパターンで行くんだろうという予感もしたもので、その後は一冊も読んでいません。
一方、三津田信三も『首無の如き祟るもの』『山魔の如き嗤うもの』と読んでピンと来なかったので、惜しいところですが受賞作は手に取らずにおります。
作風は好みなので、この機会に再挑戦してみようかな。
考えてみれば、ふたりのトリックの系統って似てますよね。
具体的には書けませんが、要するにそのあたりが苦手ということなんだと思います。
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