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番頭です。今回は逆の意味でオススメな作品を紹介します。

図書館で関口苑生『江戸川乱歩賞と日本のミステリー』(マガジンハウス)を借りてきて、既読の作品を中心に読んでいるのですが、鳥井加南子『天女の末裔』がけちょんけちょんな評価を受けています。

天女の末裔


●江戸川乱歩賞と日本のミステリー
ともあれ、岡嶋二人と高橋克彦という協力(ママ)な新人作家が誕生したことで、江戸川乱歩賞はさらなる注目を浴びることになったのは疑いない。だが、それの束の間、翌昭和五十九年(一九八四)の受賞作は、これまでの歴史の中で最低の作品が受賞することになる。(p250)


上記部分は、次章への引きに使われている一文なんですが、こんなこと言われると期待が膨らみますね(笑)。

●同上
今だから言うが、この作品が受賞するとはわれわれ予選委員六人は誰ひとりとして思ってもいなかった(p254)


●同上
つまりは、これほどその後の成長がなかった乱歩賞作家は、この人物が初めてだったのである。(p259)


私もこの作品は読んでいるのですが、もう20年くらい前になるし、はっきりいって内容はまったく覚えていません。記憶に残っているもの皆無。
よって本当にダメダメな作品かどうか、私自身は断定しかねるのですが、『江戸川乱歩賞と日本のミステリー』に描かれている選考過程の描写、本人の受賞の辞を読む限りは、関口苑生の言葉どおりに受け取っても良さそうです。

というわけで、怖いもの見たさとか、反面教師とかいった意味で手に取ってみてはいかがでしょう。
ちなみに同書は当店でも扱っておりましたが、今は売れてしまいました。ごめんなさい。

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