2017年05月16日 (火)
昨夜帰宅したら、ネットでけっこうな話題になっていました。
今年の乱歩賞は受賞作なし。これはなんと46年ぶりだそうです。
▼産経ニュース:江戸川乱歩賞、46年ぶり受賞作なし
第63回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催、講談社・フジテレビ後援)の選考委員会が15日、東京都内で開かれ、受賞作なしと決まった。受賞作なしは昭和46年以来46年ぶりで、4回目となる。同協会は「慎重に審議をした結果、受賞作なしという判断に至った」としている。
長坂秀佳『浅草エノケン一座の嵐』の選評が作者の不興を買ったこともあってか、その後しばらく単行本への選評掲載が控えられていた時期がありましたが、いつの間にか復活。今はちゃんと巻末に載っていますが、受賞作の場合はどうなるんだろう。『オール読物』に掲載されるのかな?
乱歩賞に限らず、公募新人賞は版元的にはドル箱のはずで、選考委員の間で票が割れたのなら同時受賞という手に出るのが通例? 今回そこまでの水準の作品が最終に上がってこなかったということなのだろうか…。
選評、読みたい。
ps:
昭和46年のケースでは、2年前が『高層の死角』で、一気に乱歩賞受賞作の部数が上がった時期(と想像される)。
出せば売れるのに受賞作なしとなった背景に何があったのか。このときの選評は読めるのかな?
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