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番頭です。
ブログなど手広くやりすぎて、どこもスカスカになりかけているので、今後は役割を明確化していきたいと思います。飽くまで自分の中で。
こちらでは、いっそう本(古本、出版含む)周辺の話題を扱っていく予定。

岩波のPR誌「図書」7月号に掲載されている、古本ライター・岡崎武志さんの「古本屋めぐりはやめられない」を読みました。そして、

●岡崎武志:古本屋めぐりはやめられない(@「図書」)
それでは古本屋に未来はないのか。私はそうは思わない。電子書籍への大幅な転向は、紙の本の遺産、手触りを含め物質としての「本」というパッケージの利点を際立たせてくれるだろう。


この部分に共感を覚えました。

書籍の電子化が進むなか、今後出版の現場は未曾有のパラダイムシフトにさらされることになるでしょう。大手版元や取次はきっと戦々恐々としていることと思います。
古本業界も安閑とはしていられず、さらなる淘汰が進むことになるのは必定。それでも、たとえばレコードのような生き残り方は可能なはず。それに本は、レコード以上にパッケージの独自性が強い。

うちはローリスク・ローリターンの超小規模ネットショップ。受ける波も小さいので無責任ないいようになってしまいますが、やりようによってはこれはチャンスですよ。そう思います。

ところで、同じエッセイの中で「彷書月刊」の休刊についても言及されてました。
そういえばコクテイルの狩野店長に聞いたような気が…。

実は、あそこが主催していた「古本小説大賞」に応募したことがありまして。落選作はこちらにアップしてあります。
紙→デジタルをモチーフとして組み込んであり、ネタ的に本エントリーとも無関係ではないので、興味ある方、お時間のある方には乞うご高覧。

昨日も書きましたが、次回カート更新はコミック中心の予定です。