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番頭です。

愛猫の死からなかなか立ち直れず、読書もしばらくは安全策をとって再読ばかり。
それでもようやく、先週あたりから未読の新刊などに手を出すようになりました。

疑心―隠蔽捜査〈3〉疑心―隠蔽捜査〈3〉
(2009/03)
今野 敏

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昨日読了しました。『隠蔽捜査』シリーズの第3作です。
今野敏作品は、たぶん学生の頃にジャズ水滸伝シリーズを読んで以来、『隠蔽捜査』までまったく手に取らずに来ました。
そういう意味では、『隠蔽捜査』は久しぶりに"その気になった"作品ということになりましょうか。

ただ、今回の『疑心』は、かなり不満と不安の残る内容でした。
シリーズものならではの安心感と、エンターテイメントとしての新機軸を両立するのは難しいのは解るけど、これはちょっとお手軽過ぎでしょう。
読みどころの大部分が主人公の内的な問題で、警察小説の核となる事件捜査が刺身のつま程度にしか描かれていないのは、このシリーズに期待している読者のひとりとして大いに残念です。

ここで要人(米大統領)テロと女性キャリアを持ってきたのは、タイミングとして巧いとは思うのですが…。